高次脳機能障害関係について思うこと

  • 2016.07.24 Sunday
  • 00:17

数日前に「当初の高次脳機能障害」という記事をアップしました。但し、そこには片麻痺や運動失調、易疲労性なども含めたりしているため、若干広義の内容になっています。

当ブログのタイトルにも用いている「アクティブリハビリ」は麻痺が根強く残っている下肢がメインで(+上肢も少し、その他:平衡感覚・機能アップ、体幹強化など)言語聴覚系というか高次脳機能障害については、現在は特に改まってリハビリはしていません。毎日の通勤・業務、普段の生活の中で様々なシーンを経験して自然に学んだり身につけたりが主です。

 

退院・復職から1年4ケ月が経った現在は、注意力/観察力/推察・洞察力/判断力などは多くの第三者と関係する通勤の中でかなりブラッシュアップされてきました。業務ではやや高度な判断力、効率的な業務処理能力、関係者間の意見調整能力などが鍛えられているでしょうか?広い意味での統合調整力?

 

業務関係とそれ以外で特徴を比較してみると、

<業務関係>

・納期などが(やや)厳しい

・関係者が多い

・内容が(やや)複雑

・煩雑なことや思い通りにいかないことも多い(スケジュールetc.

 ----なかなか自分の考え、ペースでできない 

・責任などがプライベート関係よりも大

 →精神的プレッシャーあり

・その一方で適度な緊張感、やりがい、達成感なども

 

<業務以外(趣味、プライベート)>※上記の裏返しとも言えますが、

・マイペースで楽しみながらできる

・義務などはあまりない

 →ストレスは比較的小

・お金にはならない

 

などなど。

 

さて、私は昔から映画を見たり本を読んだりすることが好きで、ノートに簡単な感想メモを書いたりしていました。また、ブログをやったりしていることもあってか、入院中はSTの先生から「言語処理能力が高い」と言われました\(^_^)/ メール・LINE、ネットの掲示板等でだーっと文章を書くのも苦ではなし。文章が長い!とはよく言われますが(^o^;)

 

仕事で写真や図入りの報告書や資料を作成したり、それをイントラ(企業内ネットワーク)にアップすることも多く、内容的にはブログ記事の作成、ブログのサーバーへのアップとも似ていますね。言語処理能力に関しては、最近の若い人もスマホ利用などで結構高いみたいですが、まあ負けてないでしょね。ネットや本、新聞・雑誌などからデジタル&アナログ手段での情報収集もまあ熱心ですし、それらを加工・処理+自分の考えを付加してブログにアップするなどの情報発信力もまずまずありかな?

 

それらが高次脳機能障害が最低限で済んだり、殆ど発症前と同じような仕事ができたり、ライフスタイルも以前とほぼ変わりなくできている理由の1つかもしれません。ちょっと支離滅裂になってしまいました(汗)。今夜はここまでにします

東京日帰り出張、左足ガクガク

  • 2016.07.22 Friday
  • 22:16

今日は久々の東京日帰り出張(プラントメンテナンスショー)で、東京ビッグサイトに行ってきました。

東京ビッグサイトは一昨年の発症・入院の10日前に行って以来です(汗)。また、復職後の東京日帰り出張もこれまではセミナー参加で座って聞いているだけだったので、1日の入場者数約1万人という人混みの中を歩き回る今回は、色んな意味で後遺症の残る身にはやや難度が高いと言えました。ですが、「アクティブリハビリ」なので安全に気をつけつつもチャレンジあるのみです(笑)。

★東京ビッグサイト−1.jpg

今朝は5時20分に起床。6時に自宅を出て地下鉄2本を乗り継いで新大阪へ。6時57分発の「のぞみ」で品川へ(品川着9:22)。そこから山手線で大崎に行き(かなり混んでいてリュックが他のお客さんの邪魔になりましたが、致し方なしで許してもらいましょう)、りんかい線に乗り換えて国際展示場へ。東京ビッグサイト着は10時15分頃だったでしょうか。ここまでで自宅を出て4時間以上が経過。そこから昼食(サンドイッチ&おにぎり)で15分、他に1回5分ほどのドリンクタイムで座った以外はずーっと各展示ブースを見てまわり、面白そうなところでは個別に説明を聞きました。カタログは貰い過ぎると重くなるため従来よりは控えめにしましたが、それでも2kgくらいにはなったでしょうか?リュックを背負い、左手にカタログの入った袋を持ち、右手で杖をついてヨタヨタと14時半頃まで会場内を歩き回りました(結局滞在時間は4時間強でした)。杖をついている人は他に見かけなかったかなあ?結局、カタログ類はゆうパックで会社宛に送って帰りの荷物の軽量化をはかりました。

★東京ビッグサイト−2.jpg
会場内では多少人と軽く接触することはあったものの、あまり怖い思いすることもなく無事に&安全に回ることができました。これも毎日の通勤や休日のデパ地下歩きなどの成果の賜物ですかね。質問したり説明を聞きながらの会話なども”本人的には(笑)”ほぼ以前と変わりなし。また、大阪−東京の往復で戸惑ったり困ったりすることもなく、対外的には高次脳機能障害関係も問題なしみたいです。
普段行かない場所、利用していない電車なども含めてちょっとハードでしたが、良いリハビリというよりもトレーニングになりました。大阪の自宅には19時過ぎに帰着。トータルで結局13時間の外出となりました。内、歩行または立位キープ時間はエイヤーの6時間半。毎日の通勤でも7時15分頃に自宅を出て帰宅が大体20時15分頃です。こちらも13時間の外出と言えるので、今回の出張もほぼ同じでしょうか?いや、日々の通勤・勤務と出張はちょっと内容が異なりますよね。なお、さすがに麻痺の残る左足はガクガクです。

当初の高次脳機能障害

  • 2016.07.19 Tuesday
  • 22:43

これまでアクティブリハビリとして、運動や歩行/立位キープ/階段昇降など主に下肢の機能回復や向上、平衡感覚アップや体幹強化をとり上げてきました。ここでちょっと高次脳機能障害についても考えてみます。下記は3ケ月半の入院(急性期病院+回復期病院)から復職した際、会社の部会でプチ退院報告に使った資料です。ネットで見つけたもの(実はどのサイト/ページから採ったのか、すぐには分かりかねるのです(汗))に、主要な症状の内、自分にどの程度当てはまるか等を書き加えたりしました(赤で囲んだものなど。下記で”現在”というのは、1年3ケ月ほど前のことです)。会社の同僚からは、「脳卒中になって退院したばかりやのに、ようこんな資料作るなあ」と笑われましたが。※このような使い方でも著作権上の問題ありの場合は削除するかもです。

 

幸いにも顕著な高次脳機能障害は現れなかったと本人は思っているのですが・・・・。どうなんでしょね。高次脳機能障害関係のアクティブリハビリについては明日以降書いてみます。

 

★kouji-1.jpg

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杖をついてテニス!

  • 2016.07.15 Friday
  • 22:53

先日、息子たちがテニス練習をすると言うので、私はビデオ撮影係で行きました。
で、彼らがラリーをしている合間に妻にボールを打ってもらって私も少〜しだけボレー&ボレーを楽しみました。転倒してはいけないので左手には杖を持ちながらです(汗)。ラケットでボールを打つのは7、8年ぶりだったでしょうか?

左や後ろにはなかなか動けませんが、右手が届く範囲内であればそれなりに打ち返すことができました!昔は趣味というか遊びでテニスもやっており、ボールをラケットのスイートスポットで捉える感覚はかろうじて残っていたようです。それにしても、まあ、ようやるわ(笑)。まさにアクティブリハビリですかね。これはウィンブルドン出場も間近か!?

 

★tennis-1_480.jpg

 

★tennis-2_480.jpg

 

★tennis-3_480.jpg

 

発症・入院前の血圧データ

  • 2016.07.07 Thursday
  • 00:32

私は2014年11月24日夜に脳出血を発症したのですが、それ以前から自宅でほぼ毎朝・食事前に血圧を測定して記録してはいました。下記は発症・入院前約5ケ月間(2014年7〜11月)の血圧データです。データには色々欠落などがありますし、凡例の重複表示もあったりで見づらいことご容赦ください。時間がとれれば差し替えたりするかもしれません。 

 

血圧値凡例−1.jpg

<7月・8月>

201407〜08血圧データ_500.jpg

 

<9月・10月>

201409〜10血圧データ_500.jpg

 

<11月>

201411血圧データ_500.jpg

ちょっと表が小さくて日々の血圧値そのものは分からないかと思いますが、下記のような凡例に基づいてセルの背景に色を付けて色で血圧高めとかが大体わかるようにしています。

 

血圧値凡例−1.jpg

 

<最高血圧(収縮期)>  <最低血圧(拡張期)>

 暗い赤:160以上      95以上

  赤  :150〜159   90〜94

 黄 色:140〜149   85〜89

  白 :139以下       84以下

 

白→黄色→赤→暗い赤 と色が濃くなるにつれて血圧が高い/高かった(故に危険だった)ことを表しています。

 

7〜8月は高めとは言えまだ黄色の日もあったのですが、盆明けくらいから赤の日が増えてきて、10月の終わりから遂に暗い赤が出現。疲労の蓄積などに加えて気温の低下も関係ありでしょうか。そして、11月に入ると暗い赤の日がどっと増えてきました。こうなると暗雲が立ち込めていたというか、血圧データは完全に「注意信号」ならぬ「警報」を鳴らしていたことが分かりますね。また7〜11月のデータを折れ線グラフで表したのが下図です。色々変動はあるものの、長期で増加傾向だったことが一目瞭然でした。ちょっと高い日が多いなあとかは分かっていたのですが・・・。血圧手帳に数値は書き留めていましたが、当時は殆どグラフ化まではしておらず。そして、秋以降は公私共に超多忙状態となって会社の医務室に相談にいったりもせずでした。反省点は多々あるものの、今日は単純にデータを示すだけにしておきます。、

201407〜11血圧グラフ_500.jpg

 

 

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2014年11月に脳出血を発症したものの、3ヶ月半の入院・リハビリ生活を経て無事に復職。現在も左足麻痺やバランス障害の後遺症が根強く残っていますが、往復4時間半の遠距離・長時間通勤、フィットネスクラブでのトレーニング、近代建築探訪やまち歩き、映画やクラシックコンサート鑑賞などで忙しく出歩いて、日々アクティブリハビリを実践しています。

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