杖の持ち方、握り方
- 2018.08.03 Friday
- 23:22
私は杖を一応持っていますが、最近は「転ばぬ先の杖(笑)」であり、歩行補助としては全くと言ってよいくらい使いません/突きません(この3日間では0回でした)。で、杖を使うのは、交差点での信号待ちや駅での電車待ち、エスカレータ前などでの立位キープ時がメインです。他には、混雑している場所で多くの人とすれ違う際に衝突回避でちょっと使ったり etc.です。
今夜は私の杖の持ち方、握り方について少しまとめてみました。杖のタイプは様々ですし、持ち方も皆さんそれぞれで、色々工夫されていると思いますけれど。
基本的に右手(利き手、健側)で杖を持ちますが、その持ち方/握り方の主なパターンは下記です。バリエーションタイプも含めるとこの倍くらいはあるかもです。
1)T型グリップの長い方をこのように握ります
シャフト部は人指し指と中指で挟みこむ感じですかね。
2)上記の1)で握りを緩やかにする持ち方
親指はグッと握るというか、上から押さえる感じにすることもありますが、握りを弱めにして手の中でグリップ部をブラブラさせたりします。
杖をブラブラさせるのは楽ちん&リラックスできて良いのですが、もう少しきちんと腕を前後に振って歩こうとすると、ブラブラさせるよりも若干しっかり握りたくなってきます。
3)シャフト部を握るパターン
握る位置/高さは色々です。
この握りで腕を前後に振ると、シャフト部の動きが大きくなって回りを歩いている人の邪魔になったりします。そこで少し持ち方を変えたバリエーションパターンが次の4)です。
4)シャフト部の下方を薬指と小指で挟み込む
違いが微妙なのですが、分かりますかね。シャフト部の下方を薬指と小指で挟み込んでいるため、シャフト部の前後の動きを少し抑えることができます。私はこの握り方・持ち方をすることも結構多いです。
5)杖を折りたたみ、それを束ねて持つ
最近は歩き慣れている場所などではこの持ち方をすることも増えてきました。折りたたんでいるため、咄嗟の時に杖を突く/使うことはできませんが、腕は振りやすいです。ただ、こうなってくると、実質的には「杖なし/使わず」歩行になっていますね(笑)。また、右手に杖は持っているので、咄嗟ではなくゆっくりであれば(2、3秒くらい)伸ばして使うことも可能です。リュックに入れるときもありますが、取り出したいときに時間がかかるのが難点です。
杖を持つ右手はこんな感じですが、当然のことながら左手でも色んなものを持ちます。傘、ドリンクのペットボトル、コンビニの袋などなど。荷物が多い時にはノートPCや紙資料などが入った紙袋などを持つことも。これらの持ち方に大きな特徴はないですが。
社内で一番持ちにくいものは、アイスコーヒーが入ったプラカップでこぼさないようにフタを押さえながら持つことでしょうか。これも大きく2通りの持ち方があります。
最近は社内でも専ら階段を使っているのですが、さすがにこうなると右手に杖は持っていても階段昇降はちと危険です。更に、
左手:アイスコーヒーなどが入ったプラカップ
右手:杖+ペットボトル
となると、この時はちょっと遠い位置にしかないエレベータを利用することになります。その場合の右手はこんな感じです。案外これも持ちにくいのです(汗)。
コメントありがとうございます。
左足に麻痺は残っていますし(主には痺れ、強張り、グラグラ感など)、膝も曲げにくいのですが、何とか自分の意思で曲げたりはできましたし、逆に崩れ落ちるようなこともなかったためか、入院中から装具を勧められたことはなく、結局は装具未体験です。
内反尖足やクロートゥは当初は多少ありましたが、程度は少なめで、私の場合はそれよりも左手足の感覚鈍麻や平衡感覚麻痺、バランス障害の方が大きかったです。
今も気を抜けば内反尖足気味にはなりますが、あまり気にし過ぎずに左足に体重をかけて歩いているうちに、歩容も少しずつ良くなってきました。